何というか…、面白い話だなと思って読んでしまった。
と言うのも、記事の途中で出てきたマイケル・サンデルの共同体主義者の話をそうあらねばならないと書かれているが、心理学の観点から見れば生物はみな共同体に包摂されているときがいちばん幸福である状態からスタートするからです。
理由は簡単。 子供の頃は弱いからそうしないと生きていけないから。
ところが、大人になるにつれて外の世界が広がってくると、それに合わせて外界との対応が変わってきます。
ところが、この共同体に例えばストレスが充満していたりして、システムを病的に維持しようとして柔軟性を失うと、色々と問題が起こる。
例えば発展性がなくなったり、共同体の構成員に更にストレスが溜まり、弱い者にストレスをぶつけて排除しようとするなど。
ぶっちゃけ言うと、今、世界で起きているこういった現象は、こういった親子関係と同じだし企業などでも起こります。
まー、私のテーマがそういった共同体から何らかの理由ではじき出された場合、人はどうやって生きていくかという事なのでこの記事に興味を持ったのですが、実際のところは自由に生きるかどうかと言うのは、さほど大きな問題ではありません。
一番問題なのは、自由に生きたいとかあれをやりたいと思っているのに、身体が思うように動かないという事だったりします。
この辺り、神経学的な観点からやっとわかり始めてきたところなんですが、これを解除できないと何をやっても感覚的に自由とか幸せを感じることが出来ない…。
そういう意味で、今の哲学とかリベラルとかの論争は、頭でっかちでちぐはぐだなと思ったりします。