皆さん、こんばんは。
これを書いている今は秋なので、ちょうど何か新しい知識を学んだり、チャレンジしたりするのにちょうどよい季節だと思います。
読んでくださっている皆さんも、そんな期待を持っていると思うので、頑張って期待に沿えるようにしたいと思います。
やる気が出ないとは、どんな状態?
前回書いたように、モチベーションアップの方法と言うのは、自分に対して目標を提示して行動を促すことだと思います。
もし、自分の中でその目標の結果が欲しいものであれば、自発的に行動を起こしたくなる、つまり”やる気が湧いてくる”状態になると思います。
世の中の成功法則など、モチベーションアップ法を見てみると、目標を達成した時に自分がなっている状態をイメージしろ、と言うのがあるのはそういう事ではないかと思います。
しかし、それをやって本当に行動に移すことができるのでしょうか?
私自身の体験を話すと、数年間、毎日のようにお金持ちになって楽しく暮らしている所をイメージしたことがありますが、それで金持ちになるための行動を積極的に起こしたことはありません。(…補足すると、行動を起こしているのですが、どこかネガティブな感情が湧いて本気になれませんでした)
ただ、この方法も成功したと言う人がいるのも事実です。
では、私と成功した人たち、何が違うのでしょう?
感情とは… 自分の状態を表す信号?
私の場合は、目標を達成した状況をイメージすると、なぜかネガティブな感情が湧いてきました。
具体的には、何となく面倒くさい、できるわけない、どうやってやるんだよなどなど…。
しかし、考えてみればもっともな話ではないでしょうか? 目標に向かって行動を起こせば、それに対して色々と解決しないといけない問題はたくさんあるわけです。
それに、その目標を達成すればいい状態になると言う予想自体、間違っている可能性もあるわけです。
ここでは詳しく書きませんが、人間の無意識には過去の体験などから得た情報を持っていて、それと現在の状況を比較して、やろうとしている行動が本当に自分のためになるかを考えて結果を返しています。 これが感情です。
具体例を書くと、例えば高いところから飛び立って、スーパーマンのように空を飛びまわれば気持ちいいでしょう。
しかし、普通の人間ではそんなこと無理だと、これまでの経験から学んでいるので、実際に高いビルの上のようなところから飛びたつ人はいないでしょう。
飛び立とうとしても、心の底から「怖い」「そんなのは無理だ」「そんなことをしたら大変なことになる」「痛い目に遭う」、そういった感情が湧いてくるのではないでしょうか?
このように、感情と言うのは自分の行動に対して、心の底ではどう判断しているか知らせる、信号と言う役割があります。
つまり、その行動に対して心の底でリスクがあると判断すると、行動を抑制しようとネガティブな感情が湧いてくるのです。
では逆に、行動を促進しする感情は何でしょうか?
例えば、自分の大好きな果物が目の前にあったとしたらどうでしょうか?
その味を思い出して、すぐにでも食べたいと思うのではないでしょうか?
他には、子供の頃に小さなことでも冒険の旅に出るなんて言うのはどうでしょうか?
その先に、どんな苦労が待っているかもわかりません。 それこそどうなるか分からない、そんな大きな不安があります。
しかし、それでも行きたい! その衝動の正体はよくわかりません。 もしかすると、新しい世界が見られることに対する期待感かもしれませんし、自分が何かを成し遂げられるかもしれないと言う満足感かもしれません。
この時、どのような感情が湧いてくるでしょうか?
多分、ワクワクしてすぐにでも行動したいと思うのではないでしょうか?
感情が無意識からの信号なら…
例えば、車に乗っていてエンジン高温異常ランプが点灯したら、あなたならどうしますか?
私なら、すぐに車を近くに止めて点検すると思います。
同じように、感情が自分の状態を表す信号であるなら、その感情が湧いてきた原因を考え、それに対して対処する必要があるのではないでしょうか?
もしかすると、自分の思い過ごしかもしれませんし、勘違いしていることもあるかもしれません。
そうだとしても、それを放置するとどうなるか…?
また、同じようなことがあった場合に、行動を抑制しようとしたり、ひどい時にはさらに大きな信号を出して、確実に止めようとします。
そうなってくると、やりたいのに体はなぜか動いてくれなくて、なんで動けないのだとか、自分が思っていることと、心の底から湧いてくる感情と衝突してしまいます。
そうなると自分はこんなこともできないダメな奴だと自己嫌悪の原因になることもあります。
まとめ
いかがだったでしょうか。 今回の記事をまとめると、
1、行動を抑制するのは、その行動に何らかのリスクが隠れていることを感じている。
2、それが感情と言う形でネガティブな感情を意識に伝えて、行動を抑制しようとする。
3、行動を促進するのは、その行動が自分に対して何らかのメリットをもたらしてくれると言う期待感。
4、それが感情と言う形で、ワクワクするなど肯定的な感情を意識に伝えて、行動を促す。
5、感情と言うのは、自分が心の底ではどう感じていると言う信号なので、それ自体が悪いとか言うものではなく、それに対してどうするかが重要。
…もっとも、感情は自分が心の底ではどう思っているかの信号だから、それをしっかり観察して対処することが大切だ、そんな事言われても難しいと思います。
と言うか、私もそんなことなかなか難しくて、感情に振り回されています。
ただ、それを知っているだけでも大きく違うし、慣れれば対処できるようになると、思っています。(信じていると言うべきか…)
次回は、どうやってやる気が湧いてくる状態を作るか、その方法について書きたいと思います。