皆さんこんにちは。
この記事を書いているこの数日、なぜか天気が良くなくて雨ばかり降っていました。
こういう時は、どこか気分が憂鬱になってしまいがちですが、皆さんはどうお過ごしでしょうか?
さて、今回からは、やる気が湧いてくるには何をすればいいか? という事について書いていきたいと思います。
感情の綱引きを解消するには?
前回までに、やる気が出てこないのは、やりたくないと言う気持ちがあることと、目標を実行することがあまり魅力的ではないことが原因だと書きました。
もう少し、この辺りを詳しく書きたいと思います。
人間は行動を起こすアクセルとなる感情があります。
簡単に書くと、
- ワクワクする
- 楽しそう
- 面白そう
- メリットがありそう
等です。
それに対して行動を抑制するブレーキとなる感情があります。
- 辛そう
- つまらなさそう
- キツそう
- デメリットがありそう
等です。
この二つの感情が、綱引きのように引っ張り合う事で、力が強い方に行動を起こします。 アクセルが強ければ行動を起こし、ブレーキが強ければ行動しなくなります。
やる気が出ると言うのは、このアクセルの方が強い状態になることなので、目標に対して楽しいとかワクワクすると言った感情が強ければ、行動を起こすようになるという事になります。
アクセルを踏み込めば行動できる?
それでは、アクセルを強く踏み込めばいいかと言うと、そうでもありません。 世の中に出回っている成功法則や、モチベーションアップの方法のほとんどが、このアクセルを強く踏み込む方法をとっています。
私自身の経験を書くと、アクセルを強く踏み込もうとすると、無意識のうちにブレーキも強くかかるようになると思います。
なぜでしょう?
私が出した答えは、「ブレーキとなる感情は安全装置だから」と言うものでした。
つまり、ブレーキになる感情は危険を回避しようとしてかかるので、それを無理に押し殺そうとしても、心の底では危機を回避しなければいけないと考えているので、さらに強くブレーキを掛けようとします。
これは、生物の行動原則でも言われていることです。
単細胞に有益な物質を与えると近寄ってきますが、そこに有害物質を与えると避けようとします。
これは、危機はすぐに回避しないと死んでしまう可能性があるが、快楽はなくても何とかなるから、危機を回避することを優先するという事です。
人間の場合で考えれば、まず、行動に起こそうとする場合、自分が感じている行動のデメリットが心の底にあると、その行動を回避… つまり行動を辞めようとするという事です。
成功法則などのポジティブシンキングでは、こういったデメリットや心の底から湧いてくるネガティブな感情は、無視するか押し殺すことを勧めています。
どうなのでしょうか?
もし、ネガティブな感情が弱くてポジティブに行動するメリットが大きかった場合、自分の心も納得するのでネガティブな感情もなくなってしまう可能性があると思います。
なので、自分が掛けているブレーキが弱い時は、ポジティブシンキングの方が早く目標を達成できると思います。
しかし、このブログを見てくれている人は、多分、私と同じように自分のブレーキが強くて、行動しようとしてもなかなか行動できない、行動したとしても何か嫌になってしまって辞めてしまう、そんな人が多いと思いますので、まずはネガティブな部分に目を向けて、それを解消することを考えた方がいいと思います。
ネガティブに思う事を書き出していく
それでは、目標に対してネガティブに思っていることを書いてください、そういわれても、????となってしまうと思うのでコツを書くと、
- もし、自分が目の前に座っていて「その目標をやりたくないんだ。 その理由は………」と言ったとしたら、理由の後にどんな言葉が続くか考えてみる
- 自分の好きな小説や漫画、アニメなどで自分と似たようなキャラクターが目の前にいて、「その目標をやりたくないんだ。 その理由は………」と言ったとしたら、理由の後にどんな言葉が続くか考えてみる
- 怒りとか悲しみが出てくるような場面を思い浮かべたり、小説や漫画、アニメなどでそういったことを感じる場面を見た後、その目標をやりたくない理由を考える
このように、客観的に聞いている感じや、実際にそういったネガティブな感情を感じている時に考えてみると、自分では思ってもいなかったことが理由が出てくることがあります。
まとめ
内容をまとめると、
- 目標をやりたくないと思う理由や、障害になると思う事を書き出す
- 客観的に考えたり、同じような感情になってみると、考えやすい
いかがだったでしょうか?
普段、こういうネガティブな感情は感じないようにしていることが多いと思うので、多くの人が戸惑ったのではないでしょうか?
確かに、ネガティブな感情は嫌なものですし、それにとらわれると何もできなくなって良くないと言うのも一理ある話ですが、自分自身を守る為にブレーキを掛けていると言う側面もあるわけです。
そういう意味で、なぜ、ブレーキを掛けるのか? という事を考えると、目標に対する認識や自分の考えの癖などがわかり、今後の目標を考えるうえで参考になるのではないかと思います。